『宮路一昭のミュージックファクトリー』(Vol. 7)
1999年12月21日更新
皆様、無事に(?)九州取材(旨いものツアー)から帰ってきました宮路一昭です。
帰ってきて体重計に乗ったらなんと、5キロも体重が増えているではあ〜りませんか?
土居さんとの「夜な夜な現地のラーメン店めぐり」が原因か?(笑)
それでは『ミューファクVol. 7』のお時間ですよ!。
前回の更新からまたまた1ヶ月。
その間に、さくまさんの出版パーティーやら音楽CD「桃太郎電鉄〜SOKOZIKARA〜」の発売やら、
二年ぶりのPS『桃太郎電鉄 V(ブイ)』の発売と、イベントがめじろ押しでした。
そして、12月14日からの九州取材旅行も無事に終わり、2000年ミレニアムに向けて
いろいろ収穫があった旅行でした。
この九州旅行記は、さくまさんの日記でチェックして下さい。
前回の『ミューファク』は『音楽との出合い!』(ローディー編)をお話しました。
今回は『音楽との出合い!』(ミュージシャンデビュー編)です。
北島健二さん(FOD)のローディーをはじめて半年、宮路一昭19歳の冬に1本の電話がありました。
『明日、空いてる?』
電話の声はちょっと軽いノリでした。
電話はインペング屋さん(ミュージシャンの派遣会社)からでした。
そう、初めてのお仕事の依頼の電話です。
『ず〜と、空いてます。(笑)』
『じゃー、明日の朝の10時に読売ランド内の「生田スタジオ」に来て下さい』
実に簡単な依頼の電話でした。
次の日、仙川に住んでいた宮路は朝の8時に楽器を車に積んで出発して、9時過ぎに
読売ランド内の「生田スタジオ」に着きました。
インペング屋さんを見つけて、挨拶していたら楽器を持ったおじさん達が同じように挨拶に来ました。
『今日、ギターをお願いした宮路君です。』
『よろしく!』
おじさん達はとても優しい笑顔で挨拶してくれました。
『ところで、今日は何の仕事ですか?』
インペング屋さんに聞いてみると、
『タモリの今夜は最高!』だよ!と、またまたちょっと軽いノリで受け答えされました。
え!
いきなり初めての仕事がテレビとは、
でも、今日は水曜日?
『タモリの今夜は最高!』は金曜日の夜のはず。
あれは生放送ではなかったのか?
田舎者の宮路は、まだ良く業界のことが分かっていませんでした。
10時から『サウンドチェック』が始まりました。
譜面が苦手な新米ギタリストは、ピアノのおじさんのところに行って大胆にも
『ここのところが分からないので、ピアノで弾いてくれませんか?』
『いいよ!どこがわからないの?』
ピアノのおじさんは優しく教えてくれました。
そこに、インペング屋さんがやってきて、
『宮路君、あの人知ってる?』
『誰ですか?』
『コルゲンさんだけど、プレーヤーズて知ってる?』
『え!あのプレーヤーズですか?』
(1980年代に日本のスタジオミュージシャンで結成したバンド)
名前は超〜有名でしたが、顔までは知りませんでした。
じゃあ、ベースは「岡沢さん」ドラムは「渡嘉敷さん」サックスは「ボブ斉藤さん」
ギターは「松木さん」。
でも、なぜギターが宮路なのか?
『松木さんが阿川泰子さんのツアーでいないので、宮路君にトラで弾いてもらうことにした!』
そう簡単に言われても、さすがに初仕事が大物スタジオミュージシャンとのセッションで、
テレビの収録。
緊張しない方がどうかしてるはずが、実は緊張しませんでした。
でも、それは最初だけで、『サウンドチェック』の後に『カメリハ』『ランスルー』
そして、『本番』。
最初はミュージシャンだけのステージ上に「タモリさん」やゲストの「大場久美子さん」
らがあらわれると、ピーンとした空気が漂っているのが新米ギタリストにも分かりました。
『では、本番いきま〜す!』
フロアーデレクターさんの声でVTRが回りはじめました。
最初にギターのフレーズで始まる曲です。
心臓バクバクでギターの弦を弾く。
『プレーヤーズ』のみなさんの演奏がそれに続く、
あっと言う間の収録でした。
収録後、インペング屋さんが
『来週も、スケジュール空いてる?』
『松木さんが来週もNGだから来て下さい』
もちろん、即座に『ず〜と、空いてます。(笑)』
次の週の放送の日
宮路の九州の実家では、親戚が20人集まって
『今夜は最高!』の宮路の晴れ姿(タモリさんの後ろに亡霊のように写っている姿)を
見て酒盛りをしたそうです。(ホントの話です!)
今思うと、ホントにあの時の電話が、さくまさんが言う『チャンス!』だったのでしょうか?
19歳で花々しく?ミュージシャン家業をはじめた宮路。
でも、これからが試練の連続と知る由もなかったのでした。
この続きはまた今度。
それではまた次回。
チャオ!