『宮路一昭のミュージックファクトリー』(Vol.11)
2000年7月9日更新

みなさま!お久しゅうございます。
宮路は5月〜6月の毎日が、作曲&レコーディングと言う名の戦場でした。(笑)
『ニャンダーかめん』の新しいBGM、さくま式人生ゲーム2、DXモノポリー(祝!GB版発売)、
レースゲームをこなしつつ、『桃太郎まつり(仮)』のBGM、『ニャンダーかめん』のシングルCDを
7月に作曲&レコーディングするというスケジュールでこの『ミューファク』の更新が遅れてしまい、
誠に申し訳ありませんでした。
こんな弱音を吐いていると、毎日更新されている「さくまあきら」さんから笑われそうですが、
そこは平にお許しを。
それでは、ひさしぶりで〜す。
宮路一昭の『ミューファクVol. 11』のお時間ですよ!

前回の『ミューファク』は「ツアー珍道中記・川村万梨阿&小粥よう子の巻」をお話しました。
そうそう、前回お約束の川村万梨阿&小粥よう子の『百鬼夜行ツアー』パンフレットプレゼントですが、
長崎にお住まいの山本耕一さんからのメールが一番速かったので、山本耕一様にお送り致しました。
外れたみなさま、また次回のプレゼントをお楽しみに!

今回の『ミューファク』は、いつもの『音楽との出合い!』シリーズではなく、
『ゲームミュージックとは?』巻です。

これからお話することは、あくまでも宮路がイメージする『ゲームミュージック』の世界です。

一言でゲームミュージックとは、
コンピュータゲームに使われている音楽の事をさします。
ゲームミュージックは音楽の歴史でいえばまだ新しいジャンルです、
始まりは今から15年〜18年前、ファミコンの頃の「ピコピコ音楽」あたりからだと思います。
非常に機械的な音なので逆に印象が強かったです。
この頃は、ファミコンで同時発音数(一度に音が出る数のことです)は3〜4音でした。
現在のプレステマシーンでは、24音も出す事が出来ます。プレステ2は、、、内緒です。(笑)

この違いは、例えば、
ゲーム機の中にオーケストラがいると想像して下さい。
その人数が、ファミコンだと3〜4人、プレステだと24人の違いです。
これだと、明らかにプレステの方が人数が多いので凄い音が出そうですが、
人数が多い分まとめるのが大変です。
(作曲家として同時発音数が多い事は、よりイメージに近い形で表現出来るのでうれしいです!)
逆にファミコンの3〜4人の方が音が少ない分メロディーだけなので印渉深くなる感じです。
「ドラクエ」や「スーパーマリオ」の音楽は現在でも色あせない名曲が多い事でも分かります。

余談ですが、いよいよ発売の「ドラクエ」のCMで流れる「ロトのテーマ」を聞く度に、
胸がわくわくしてきますよね!早くこいこい8・26!
作曲はもちろん「ドラクエ」シリーズの「すぎやまこういち」先生です。
ゲームミュージックの世界でも作曲家としても宮路の目標とする大先輩です。

話を戻しましょう。
ハード(ゲーム機)の進化(スーファミ、PCエンジン、GB、セガサターン、プレステ、
ドリキャス、PS2などなど)により、
ゲームのイメージとして歌を入れてみたりすることも可能になってきました。
そして、昔のような貧弱な音でもなくなってきたので、
テレビ番組のBGMとして多用されるようにもなりました。
実際に、昨年の年末に発売しました、
桃太郎電鉄のサウンドトラック「桃太郎電鉄〜SOKOZIKARA〜」の曲も、
良くテレビで流れているのを聞きます。

ゲームミュージックの特徴として上げられるのは、
「いつまでも繰り返し鳴り続ける音楽」だということです。(ループミュージック)
この繰り返し音楽を流す事ができるのもゲームミュージックの強みでもあるので、
繰り返すことが悪い事だとは一概に言い切れない事もたしかです。
ループ曲を作曲する上で、秒数や小節数など充分注意しています。

サウンドドライバー(音源)もハードの処理能力がほんの数年前とは桁違いにアップしているので、
かなり良い音になってきました。
昔はピアノの音やギターのディストーションの音など凄くチープな感じでしたが、
最近はイイ感じです。
※サウンドドライバーによって多少違いは出ます。

最近、
宮路がゲーム音楽やアニメ『ニャンダーかめん』のBGMを作曲する時に第一に考える事は、
演出にいかにマッチした曲が作れるか?です。
ゲームやアニメは映像と音楽の世界でもあるので、ある種の映画的演出で作曲しています。

一度、ゲームやアニメ、映画などの音を消して見て下さい。
面白さが半減するはずです。それどころかつまらなくなる場合もあります。

最近は、状況の変化によって音楽が変化することも多くなりした。
ですから、作曲する時にもっともっとその場面の展開にあわせて、
柔軟に音楽が場面を演出できるようにする事が大切であると、ようやくわかってきました。
プロとして18年もやってきて、ようやく分かりかけてきたとは、
今までが「わかっていたつもり」だったみたいです。(笑)

これからのゲームミュージックですが、
ゲームミュージックは、これからもっと進化していくジャンルだと言えます。
音楽CDと同じ音でゲームでも鳴らせますし、先ほどもお話しましたが、
ハード(ゲーム機)のサウンドドライバー(音源)もかなり良くなってきていますから、
本当に良質の音で聞けるようになるので、後はそれに負けないくらい良い曲を作曲することが、
課題になっていくと思います。

で、今回の『ゲームミュージックとは?』はここまで。
いかがでしたか?
次回は『ゲームミュージックとは?』の続きで、もう少し現場の話をしましょう。

それではまた次回!
チャオ!

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