『宮路一昭のミュージックファクトリー』(Vol.15)
2000年12月1日更新

みなさま!お元気ですか?
いよいよ20世紀最後の師走です。

以前お話した部屋の模様替えですが、まだ終わっていません。(笑)
途中経過ですが少しお見せします。

今世紀中に整理出来るのかな?
みなさんも悔いのない1ヶ月を過ごしましょう。

それでは始めます。
宮路一昭の『ミューファクVol. 15』のお時間ですよ!

前回の『映画音楽の巨匠10番勝負!』
第2回目は、『ジェリー・ゴールドスミス』でしたがいかがでしたか?

今年最後(20世紀最後)に登場する巨匠は宮路が映画のサントラを聴くきっかけになった人。
『007』と言えば!?
そうです、第3回目の今回は『John Barry』です。

「ジョン・バリー」は1933年11月3日イギリス生まれの現在67歳。
父親は映画館を経営し、母親はピアニスト。
まさに映画音楽の作曲家になる為に生まれたような人です。
ジョンは音楽学校に入学しましたが途中で中退。
後はイギリスのポップス畑で活躍後「狂っちゃいねえぜ」で映画音楽に進出。
「野生のエルザ」      (1966)
「冬のライオン」      (1968)
「愛と哀しみの果て」    (1985)
「ダンス・ウィズ・ウルヴズ」(1990)でアカデミー作曲賞を受賞しています。

「ジョン・バリー」の代表作も前回の「ジェリー・ゴールドスミス」と同様に多すぎますが、
宮路の好きなスコアは、
まずは『007シリーズ』の12作品
「007/リビング・デイライト」 (1987)
「007/美しき獲物たち」    (1985)
「007/オクトパシー」     (1983)
「007/ムーンレイカー」    (1979)
「007/黄金銃を持つ男」    (1974)
「007/ダイアモンドは永遠に」 (1971)
「007/女王陛下の007」    (1969)
「007/007は二度死ぬ」    (1967)
「007/サンダーボール」    (1965)
「007/ゴールドフィンガー」  (1964)
「007/ロシアより愛をこめて」 (1963)
「007/ドクター・ノオ」    (1962)
そして、
「ゴールデン・チャイルド」   (1986)
「マーキュリー・ライジング」  (1998)
「ブルース・リー/死亡遊戯」  (1978)
「スカーレット・レター」    (1995)
「スペシャリスト」       (1994)
「幸福の条件」         (1993)
「マイ・ライフ」        (1993)
「チャーリー」         (1992)
「ダンズ・ウィズ・ウルブス」  (1990)
「愛と哀しみの果て」      (1985)
「ペギー・スーの結婚」     (1986)
「コットンクラブ」       (1984)
「白い女のドレス」       (1981)
「キングコング」        (1976)
「冬のライオン」        (1968)
「野性のエルザ」        (1966)
「不思議の国のアリス」     (1972)

などなど、ほんの一部ですが名作ぞろいです。

「ブルース・リー/死亡遊戯」でちょっと余談ですが、
今年は「ブルース・リー」生誕60周年です。
香港で「ブルース・リー」の記念館が11月27日の「ブルース・リー」の誕生日に開館したそうです。

さて、
「ジョン・バリー」の作品の中でも一番好きな作品は「007」シリーズです。
「ジェームズ・ボンドのテーマ」は余りにも有名ですよね!
CD「桃太郎電鉄〜SOKOZIKARA〜」の「のってけ!さくちゃん」(エレキ・Version)で、
宮路の弾くギターにもその影響が出てます。(笑)

「007」シリーズの中でも一番好きなのが「女王陛下の007」です。
ボンド役はこの作品だけでしたが、「ジョージ・レイゼンビー」でした。
「007」シリーズ唯一の本格的ラブストーリーで、ボンドが結婚もしますが、、、、、。
適役のユル・ブリンナーもなかなか悪役がはまっていました。
スキーの追跡場面で流れる曲や「ルイ・アームストロング(サッチモ)」が歌うラブ・バラード。
どれをとっても1級品です。

「ジョン・バリー」作品には美麗なメロディーと暖かいオーケストレーションが多く感じます。
それでいて、ジャズやディスコサウンドも取り入れる柔軟さも持っているようです。

ここで一言、
「ジョン・バリー」の作品で言えるのは、「雄大でエレガント」です。
「ジョン・ウイリアムス」も大好きですが、
「ジョン・ウイリアムス」とは違う雄大さがこの人の曲には聴かれます。

強音(アタック音)が咆哮するような音楽ではなく、
あくまで優雅さと美しさを保つ中でスケールの大きい音楽をつけていく。
セカセカと速いアップ・テンポの音楽が多い昨今では、
バリーの音楽はゆったりと聴き手を包み込む貴重な音楽性を持っていると思います。

それではまた次回!
メリークリスマス!!
チャオ!