『宮路一昭のミュージックファクトリー』(Vol.16)
2001年1月1日更新

みなさま!
新年、あけましておめでとうございます。

ついに21世紀に突入しましたが、
いったいどんな1000年になるのでしょうか?

実は年末からあるゲームの作曲&アレンジの仕事をやっているのですが、
ウ〜ン!泣けるぐらいのプレッシャーと物量にちょっと弱音の今日この頃。
でも、明日に向かって頑張りますよ!
今年も「宮路一昭のミュージックファクトリー」をごひいきにお願い申し上げます。

そして、関口和之さん(サザンオールスターズ)レコード大賞おめでとうございます!!

それでは始めましょう。
宮路一昭の『ミューファクVol. 16』のお時間ですよ!

前回の『映画音楽の巨匠10番勝負!』
第3回目は、『ジョン・バリー』でしたがいかがでしたか?
年末にDVDで「007シリーズ」を一挙に15本買いました。(笑)
その中で、8タイトルが『ジョン・バリー』の音楽でした。
やっぱり、『ジョン・バリー=007』ですね。

さて、今年最初(21世紀最初)に登場するマエストロ(巨匠)は、
宮路が「音楽家としてこの人みたいになりた〜い!」と、いつも思っている人です。
映画のサントラだけではなくポピュラー音楽の巨匠。
ビートルズもスティービー・ワンダーも崇拝する。
だんだん大袈裟になってきましたが、

『元祖!マルチアーティスト!』と言えば!?
そうです、第4回目の今回は『Burt Bacharch』です。

「バート・バカラック」は1929年5月12日アメリカ・カンサス生まれの現在71歳。
作詞家の「ハル・ディビッド」と歌手の「ディオンヌ・ワーウィック」とで、
「ウォーク・オン・バイ」「小さな願い」「サンホセへの道」等の多くのヒット曲を持ち、
当時「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれていたそうです。

「バート・バカラック」は作曲家以外にも、アレンジャー、プロデューサー、コンダクター、
シンガー、ソロアーティスト、それにTVショーのホスト役もこなす現在の「マルチアーティスト」の
草分け的存在だと思います。

宮路が「バート・バカラック」と出会ったのは、
カーペンターズが歌って大ヒットした「Close To You」からです。

映画音楽でも「バート・バカラック」作品は多く、
「何かいいことないか子猫チャン」 (1965)
「アルフィー」          (1966)
「紳士泥棒/大ゴールデン作戦」   (1966)
「007/カジノ・ロワイヤル」    (1967)
「幸せはパリで」         (1969)
「明日に向って撃て!」      (1969)
「失われた地平線」        (1973)
「ミスター・アーサー」      (1981)
「ラブINニューヨーク」      (1982)
「ミスター・アーサー2」     (1988)
「Love Hurts」          (1991)
「Grace of My Heart」     (1996)
「Isn't She Great」     (2000)
などなど、名作ぞろいです。

1969年には、ポール・ニューマン&ロバート・レッドフォード主演の「明日に向かって撃て」の
主題歌「雨にぬれても」でアカデミー賞の主題歌賞と作曲賞を受賞しています。
B・Jトーマスが歌って大ヒットしました。
リアルタイムで知らなくても、絶対どこかで聞いている曲です。

その後も、ヴァネッサ・ウィリアムスが「アルフィー」を、
ダイアナ・キングが「ベスト・フレンズ・ウェディング」で「小さな願い」をカバーしています。

余談ですが、イギリスのバンドのオアシスのデビューアルバムのジャケットに、
バカラックの写真を見つける事が出来ますよ。

1996年の「Grace of My Heart」では歌手のエルビス・コステロとのコラボレーションで
主題歌をヒットさせました。
そして1998年にはエルビス・コステロとアルバムを発表して、その年のグラミー賞で、
最優秀ポップ・コラボレーション賞を受賞しています。

1997年にはグラミー賞協会特別賞を受賞。
やはり、アメリカ音楽界における貢献度は凄いです。

1997年の「オースティン・パワーズ」
1999年の「オースティン・パワーズ・デラックス」には本人役で出演していますので、
是非見てほしいです。

2000年の「 Isn't She Great」では、
作詞家の「ハル・ディビッド」と歌手の「ディオンヌ・ワーウィック」とで、
夢の「ゴールデン・トライアングル」が28年ぶりに復活しています。

以前、「バート・バカラック」本人が言っていたのですが、
『サントラを書く時は、その在り方を含めて考える!』と言っていました。

「その在り方を含めて考える」
宮路が今、まさに直面している問題ですが、
その答えはやはり周りの評価なのでしょうか?

ここで一言、
「バート・バカラック」の作品で言えるのは、「あくまでもポップに!」です。
『何度聞いても飽きないメロディー』これこそが「バート・バカラック」の『神髄』だと思います。
宮路もこの神髄に近付けるように頑張ります。

それではまた次回!
迎春!!
チャオ!

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